テロ対策ユニット (Counter Terrorist Unit、略称:CTU) は、アメリカのFOX製作のテレビドラマ(海外ドラマ)シリーズ『24 -TWENTY FOUR-』で劇中に登場する、アメリカ合衆国政府機関である。
概要[]
CTUは、アメリカ中央情報局(CIA)下で運営される機関として1993年の世界貿易センタービル爆破事件後、国内テロ攻撃の標的保護を担う政府機関として設立された。 CIAの中でも国内のテロ対策を受け持ち、外国人テロリストによる破壊活動を防ぐことを任務としている。 ここでは、一応連邦政府や国防総省の共同管理になっている(シーズン5では一時的に国土安全保障省に吸収されCIA傘下から外れたが、事態の収束後に従来通りの指示体系に戻った)。
本部はワシントンD.C.だが、このシリーズの多くはロサンゼルス支局に焦点を当てている。全米の各主要都市に支部があり、それを地域本部(通称「本部」)が管理するという体制をとっている。
また、シーズン7では放送前の予告編の中で C.T.U. is gone(後に公開されたシーズン7の日本語版予告編では“CTU閉鎖”). と書かれており、CTUは解体されている。
シーズン8ではCTUが復活し、建物が一新している。
スタッフ[]
- 雇用・待遇
- 高度化・過激化するテロ行為に対抗し、常に即戦力となる高いプロフェッショナリティを持つ人材を、引き抜き・推薦・志願により集めている。CIAや海兵隊などから選抜された者が多いが、優れた民間人を抜擢することもある。そのため、非常にプライドが高い人間や、出世欲の強い人間、アクの強い人間が集まりやすく、テロの最中にも関わらず人間関係で揉めることもしばしばある。
- 人事上の人の出入りも激しく、定着率が低い。多くの場合、スタッフは高収入・高待遇ではあるようだが、一流企業の上級職ほどではないようであり、それが内通者・転職の理由の一つともなっている。
- 職場環境
- 一流のスタッフと、最新設備を集積した施設ビルで働くことができるため、一部の技術系スタッフにとっては憧れの職場となっている。
- ほぼ全てのシーズンにおいて、内通者やすさまじい数の殉職者を出しており、挙句の果てには支局内で爆弾や毒ガスによるテロや武装集団の侵入を許すなど、極めて危険な職場環境である。テロなどの非常時の危険度を考えれば、内勤スタッフであっても「愛国精神」などがなければ勤まらない、過酷な職場であると言える。
- 内部システムは頻繁にハッキングされており、専門職がいるにもかかわらず、セキュリティ体制に問題を抱えている。また、外来者は必ずフロアを通る造りになっており、しばしば構内を自由に歩き回るなど警備に改善すべき点があることが指摘されている。
- 統括部門
- CTUの組織は、支部内に下記にあげるような部門が分かれて存在し、各部門ごとにチーフが任命されている。 現場部門において、捜査指揮権のある中核者らは、「CTUのトップ」「CTUのナンバー2」などと呼ばれることもある。捜査指揮官らの下で、現場において直接指示をする者は「現場指揮官」と呼ばれる。
- 現場部門 … 現場指揮、現場捜査、潜入捜査、要人警護などを担当
- 情報部門 … 現場部門へのサポート、プログラミングやハッキングなどを担当
- 分析部門 … 情報・状況の分析、現場部門のバックアップなどを担当
- 工作部門 … 軍事機密などを担当
- 警備部門 … CTU局内の警備、容疑者の護送などを担当
- 医療部門 … 負傷者・急病人などの、治療・救護を担当
バウアーの活躍[]
主人公のジャック・バウアーは、CTUロサンゼルス支局に属していた。現場捜査官としては非常に有能であり、独断での暴走はありながらも、数々のテロ事件を解決する。
シーズン1では支局のチーフを、シーズン2では休職中から特別に復帰した形に、シーズン3では工作部門のチーフに、シーズン4では新たに赴任したロス支部長にCTUを追い出された形で、国防総省長官特別補佐官となっていたが、死亡したCTU現場指揮官の代役となりCTUに協力した。シーズン5、シーズン6では大統領からの要請を受け現場指揮者となるが、状況によってはCTUに追われ、逮捕・拘束されることもあった。
歴代ロサンゼルス支局支部長[]
- クリストファー・ヘンダーソン(シーズン1以前)
- ジャックをスカウトした張本人。愛国者だったが、横領の容疑でジャックに告発され辞職。その後、オミクロン社の副社長になるがテロリストと共謀。シーズン5の終盤でジャックに殺されて死亡。
- ジョージ・メイソン(シーズン1、2)
- ヘンダーソンの後任。ジャックがチーフだったために当初はあまりオフィスにいなかったが、ジャックがクビにされたために支局で指揮を執る。シーズン2ではロスで起こりうる核爆発の恐怖で逃げるが、テロリストの放射能を受けて被爆し余命一日となる。またCTUも爆破されたが、指揮を執る。やがて症状が悪化して職務不能状態になりトニーに支部長の座を譲り、砂漠での核爆弾の自爆を考えようとしていたジャックと交代し自爆した。
- トニー・アルメイダ(シーズン2、3)
- アシスタントチーフだったが、メイソンが被爆して職務不能となったためにメイソンの指名で昇進する。最初は戸惑いもあったが、シーズン3では有能な指揮力を発揮する。しかし、終盤でミシェルを救うために国家反逆罪を犯して逮捕される。
- ブラット・ハモンド(シーズン3)
- 本部から派遣されてきた臨時支部長。しかしテロ解決のためにミシェルの懇願でトニーを一時復職させる。
- エリン・ドリスコル(シーズン4)
- トニーの正式な後任。ヘロイン中毒であるジャックをクビにして自身の地位を落としかねないミシェルをシアトル支局に追いやる。自身の事しか考えないため、部下からも煙たがれてる。娘のマヤが自殺したため、精神状態が崩れ職務不能に陥り、復職して前任であったトニーを暫定支部長に任せる。
- トニー・アルメイダ(シーズン4)
- ジャックとエリンによって復職した。最初は分析部門で働いていたがエリンの娘のマヤが自殺したために職務不能と考え、2年間の支部長の経験上からヘラー国防長官によって暫定支部長に任命される。しかし務めたのは正式な後任のミシェルが到着するまでの1時間だけであった。
- ミシェル・デスラー(シーズン4)
- 地域本部の副本部長だったがエリン辞任後の後任であり臨時支部長となる。最初は別れたトニーの事を忌々しく思っていたが、次第に仲を取り戻す。終盤でトニーと辞職することに決めた。
- ビル・ブキャナン(シーズン5、6)
- ミシェルの辞職後に本部長から正式に支部長に就任する。部下思いで歴代の支部長では長く務めた。しかし、終盤で妻であるカレンによって解雇され、辞職した。
- リン・マクギル(シーズン5)
- 本部から派遣されてきた指揮官。最初はビルたちと捜査していたが、テロの責任をローガンに責められ、ビルやキャリーを解雇。カーティスやクロエ、エドガーなども解雇しようとするが、カーティスが発令した規約によって支部長を解雇され拘束される。支部長にはビルが復職した。
- カレン・ヘイズ(シーズン5)
- 中盤でCTUが神経ガステロによって職員の4割を失ったためにガードナー副大統領が国土安全保障省に吸収を依頼。最初はビルを観察していたが、ビルから支部長の座を奪い取る。しかし、ローガンが黒幕だと分かりビルやクロエと協力。事件が解決した後はビルに支部長の座を渡す。
- ナディア・ヤセル(シーズン6)
- 上級職員だったが終盤でビルがカレンによって解雇され、ビルの指名によって正式な後任が来るまでの臨時の暫定支部長となる。
機材・装備[]
- 銃器
- グロック19やシグ・ザウエルP228、H&K USPコンパクトを携帯武器として使用している捜査官が多い。(出典:24アルティメットオフィシャルガイドブック)
- ファイナルシーズンではニューヨーク支局の警備員がFN P90を所持していた。
- 特殊部隊の装備はシーズンごとに変わっているようで、初期の頃はMP5シリーズのフラッシュライト付きを使用。シーズン3からM4カービンに変わり、シーズン5ではシュアファイア製のハンドガードが装着された物に統一され、シーズン6以降はナイツアーマメント社のRASハンドガードなどが組み込まれた物になった。尚、狙撃の際はM700系やSIG BLASER R93を使用している。
- デスクチェア
- クロエ達が座っているのは、ヒューマンスケール社製の高級デスクチェア「フリーダム」。
- Cisco IP Phone 7900
- CTUで使われているIP電話機。
- CTUシリーズ4
- シーズン5おいて、クロエが使っていた携帯型パソコンらしき情報端末。
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